ベトナムのトー・ラム党書記長は、インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領と会談し、両国の関係を戦略的包括的パートナーシップに昇格させることで合意しました。両国は、70年以上にわたり強化された友好関係を祝うとともに、2013年に戦略的パートナーシップを確立したことから、さらに深い協力関係を築くことを確認しました。
戦略的包括的パートナーシップは、二国間関係における最も高いレベルであり、ベトナムはインドネシアにとってASEAN内で初めての包括的戦略的パートナーです。インドネシアはベトナムにとって11番目の戦略的包括的パートナーとなります。
両国は、政治的信頼の深化に加え、防衛・安全保障協力を強化し、情報交換、救助活動、国際犯罪の取り締まり、特にオンライン詐欺、人身売買、強制労働、テロリズムへの対策について協力することで合意しました。
経済協力を拡大し、農産物や水産物の貿易促進を図るほか、デジタル経済やグリーン経済、エネルギー転換、電動車のエコシステム、eコマースなど新たな分野でも協力を進めます。また、科学技術、イノベーション、デジタル経済における連携も強化される予定です。
