2025年10月10日の午後、農業・環境省のヴォ・ヴァン・フン副大臣は、日本の株式会社コロワイドMDおよびベトナムのN&V Bridge有限会社による投資連合の代表団を歓迎し、協議会を行いました。
この協議会では、ベトナムにおける農産物・水産物の生産および加工分野、さらに環境に配慮した持続可能な農業発展に関する戦略的協力の方向性について意見交換が行われました。

🔹 コロワイドMD側からは、磯野武夫代表取締役社長が、日本国内における食品供給チェーンのビジネスモデルを紹介するとともに、ベトナムとの協力に関する以下5項目の提案を発表しました。
1️⃣ 気候変動の影響で日本国内の米生産量が減少している状況を踏まえ、ベトナム産米の生産・加工を行い、日本への輸出を推進する。
2️⃣ 原材料の輸入にとどまらず、ベトナム国内で食品加工を行うことで、製品価値を高め、コストの削減を図る。
3️⃣ ベトナムの豊富なエビや水産資源を活用し、コロワイドのグローバルな寿司レストランチェーンへの供給を目的として、水産分野での協力を拡大する。
4️⃣ 稲わら、もみ殻などの農業副産物をエネルギー生産や土壌改良に活用し、CO₂排出削減を進めるなど、環境にやさしい「グリーン農業」を推進する。
5️⃣ ベトナムと日本の企業間で、持続可能な農業分野における研究協力および技術移転を促進する。
🔹 ヴォ・ヴァン・フン副大臣は、コロワイドMDおよびN&V Bridge Groupの協力姿勢を高く評価し、次のように述べました。
「現在は、農業および環境分野における二国間投資を促進する好機であり、特にベトナム・日本包括的戦略的パートナーシップの枠組みの中でこの協力をさらに深めていくことが重要です。」
農業・環境省は、ハイテク農業、土地利用、物流、加工工場建設に関する政策情報の提供、および副産物のリサイクル、廃棄物処理、循環型経済に関する助言を行う予定です。
協議会の最後に、コロワイドMDおよびN&V Bridge Groupの代表者はヴォ・ヴァン・フン副大臣の温かいご対応に感謝の意を表し、近日中に協力計画の詳細提案書を提出する意向を明らかにしました。
🌱 コロワイドMDとN&V Bridge Groupの協力は、知見の共有・技術投資・グリーン農業の発展に対する強いコミットメントを示すものであり、両国間の持続可能な農業バリューチェーンの構築に寄与する重要な一歩となります。

